1993年放送のフジテレビドラマ『ひとつ屋根の下』一世を風靡しましたよね。
主演は当時人気絶頂期だった江口洋介さんが、柏木達也(柏木家の長男)にキャスティングされていました。
他にも今じゃ考えられないぐらいの豪華キャスティングの大家族柏木家です。
- 柏木雅也役(柏木家の次男):福山雅治
- 柏木小雪(柏木家の長女):酒井法子
- 柏木和也(柏木家の三男):いしだ壱成
- 柏木小梅(柏木家の次女):大路恵美
- 柏木文也(柏木家の四男):山本耕史
それぞれキャストがいい味を出してましたよ。
ストーリーは、実業団でマラソン選手をしていた主人公・柏木達也が生き別れになっていた弟や妹を訪ねて、自分の結婚を報告していくところから始まります。
柏木家は両親が離婚をし、兄妹が離れ離れになっていたんです。
当初は長女・小雪以外は達也のことを拒絶しますが、だんだんと雪解けをしていき長男とひとつ屋根の下で暮らすようになっていきます。
毎日騒々しく過ごし兄妹たちは絆を深めていきますが、何度も一家崩壊させるような危機が訪れ…
という流れです。
危機の中には小雪の白血病だったり、素行の悪かった和也が警察のお世話になるようなことを起こしたり…
今の時代この内容を放送するのはできないんじゃない?という刺激的なものでした。
ドラマ前半は兄妹たちのワチャワチャが展開されますが、後半が何とも重い展開が目白押しなんです。
時代を切り取ったものかもしれないと、今となっては思います。
大家族で長男が一家を束ねているなんて令和の時代ではなかなかありませんし、家族の絆もがっちりみられますし、30年経った今もう一度見返してみたい作品の一つです。
柏木達也の『そこに愛はあるのかい?』は行語になりましたよね。
家族や仲間と一緒に時間を過ごして、笑って、成長して、年齢を重ねていくことは『そこに愛があるから』かな?
全ては達也のこの台詞につながっていると思いました。
ゼット世代が今見るとビックリするような内容のオンパレードですが、当時の作品だからこそ心に響くのものがあるので一度見てみてほしいです。